電波暗室について
2025年4月より弊社福井工場内にEMI電波暗室(3m法)を新設したことに伴い、多くのお客様にもご利用頂ける体制を整えました。近年各種装置の電波雑音に対する規制は厳しくなる一方であり、翻って各種電波雑音測定試験を行える試験場は混雑を極め思う通りの評価が出来ず、開発スピードのボトルネックとなりがちな状況にあります。
弊社にて新設しました電波暗室をご利用頂くことにより皆様の開発スピード向上の一助として頂けますと幸いです。
<測定頂ける代表的な装置の例>
・太陽光発電用パワーコンディショナー
・家庭用給湯器
・各種IHヒーター熱源厨房機器
・医療機器等幅広い装置
<特徴>
・給排水設備を備えているので、水回り製品などの通水しながらの評価が可能
・段差の無い広い搬入口により、スムーズな搬入搬出が可能
・測定周波数範囲が6GHzまで測定できる事により、将来の規格に対応が可能
・電波暗室に地下室を設置しており、特殊な電源からの給電による評価が可能
・太陽光発電用パワーコンディショナー評価におきまして将来的に電源容量50kWまで増設可能な環境を整えております。
試験室の概要
所在地 | 福井県丹生郡越前町田中1号8番地 |
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TEL | 0778-34-2382 |
電波暗室寸法 | 9.0m×7.0m×高さ6.0m |
扉寸法・搬入 |
電波暗室搬入口2.0m×2.0m 建屋搬入口より電波暗室まで、段差なしで搬入可能。 建屋搬入口までは車横付け可能。 |
ターンテーブル | φ2.0m 積載荷重1000kg 床埋め込み式 |
プロジェクタ | 電波暗室内に測定データを投影可能 |
その他 | 給排水設備あり |
<電波暗室の測定設備>
雑音端子電圧測定(疑似電源回路網(LISN)100A)

電界強度測定(バイログアンテナ) 磁界強度測定(ラージループアンテナ)


<便利な設備>
暗室内に測定データを投影可能

暗室入口扉(高さ2m×巾2m)

<搬入口の段差>
測定時:段差有

搬入時:段差を無しにすることが出来ます

<給排水設備>
EUTに給水、排水を行いながらEMI試験の実施が可能です。

<地下ピットの入り口>
地下ピットに特殊電源等の設置可能

試験項目および設備の概要
試験用電源 |
交流電源:CVCF PCR18000WEA2R(回生機能付き) 単相2線・3線、三相4線切替式18kVA 負荷電流の目安 三相200V時:50A,三相400V時:25A 直流電源:1600W×6台 |
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試験項目 放射エミッション |
9kHz〜1GHz(3m法) 9kHz〜30MHz(ラージループ) |
試験項目 伝導エミッション |
交流電源:9kHz〜30MHz 直流電源:9kHz〜30MHz |
試験設備 |
EMIレシーバー:N9048B バイログアンテナ:VULB9168 AC LISN TNW-244F2 DC LISN PVDC8300 |
通常業務時間 | 8時30分-17時30分(昼休み:12時〜13時) |
利用予約
予約の際は、お近くの営業所、メール、担当営業へお問い合わせください。
東京営業所:045-548-5525 名古屋営業所:0587-52-1247 大阪営業所:06-6390-8680
メールアドレス:
通常業務時間:9時-18時(昼休み:12時〜13時)
休日:土日、祝日、年末年始、GW、お盆、その他弊社の休日